アデレード、朝




ゴールドコーストのリゾート滞在が終わって、アデレード、研修2日目。

apartmentという、キッチン付きの安宿。住宅街の中にある。近所のスーパーで卵を買って、朝飯をつくる。歩いて1分で大通りにでて、コンビニ、酒屋(夜中まで騒ぐ)、レストランなど、一通りそろっている。残念ながらやはりバスタブはなかった。

プチ留学を想定しながら、街を流すのだが、粗末な朝食など自分で作ると、90年代のよくわからないJリーガーの海外暮らしなど思う。そういえば実家の向かいの兄ちゃんや従兄なども留学していた時期があるが何のためにいったのか。バブルの名残だったのかもしれん。

樹齢100年ほどの大木と柵の無い芝生の公園が街の中心を陣取る。
トレンス川は黒いハクチョウと鴨が群れ、極彩色の野鳥、きれいな街なのに容赦なくたかるハエ。アデレード大学の研修が終わって、歩いて宿舎にかえる。15分おきに街を無料の周回バスが回る。公共交通機関が発達し、余計な看板がないのは欧米みな同じ。

住宅街の植込はほとんどバラが植えられ、ピンク色を満たす、石垣とレンガの家、アラベスク調のベランダ、日本車とアングロサクソンの巨体があわぬ。

アデレードは日本人の一番好きな都市らしい。近接するワイナリーの影響か、街はレストランであふれ、なぜかイタリアンが多いのでパスタなど、英国調のパブで夕食をとる毎日。ぎすぎすしないのがオージースタイルなのかもしれない、大学の雰囲気もロスに比べればおっとりしているような気がする。

相変わらず英語の聞き取りはできないが、もうどうでもいいような気がしてきた。1か月ほどいれば普通に生活できるなという漠然とした確信がある。

2日前はシラーズの赤と、フェタチーズを家でたべた。店ではニョッキを食べ、ゴールドコーストの油地獄から脱出口が見えた思いだった。昨日は近場のsccuziという店でパスタとスプチーニ?これもうまい。

アパートの洗濯機でタオルを洗った。大家?(モーテルのオーナーみたいな人)に聞くと、タオルの交換はweeklyだという。そんなに使えるわけがなかろうが。階下でハイヤーを呼んだおじいちゃんが動き出す。リタイヤは、こんな長期滞在型accommodationで過ごす余生。。