30代雑感

さて、最終年を迎えてしまった。

10代なら、中村あゆみ藤圭子を待たずとも、1年ごとにイベントがある。20代も後半になると、だらけた人生の部分が大半を占めるようになり、変化の起こる期間が数年から10年単位にのびてしまう。対数グラフのように目盛間隔は日々広がっていくのかもしれない。

私の30代は仕事だけだった。そりゃあ、皆そうだということになるが、20代をすべて大学生で過ごした人間としてなんだか30代に区切りをつけたくなる。

しかし、また、学生になるらしい、社会人大学院生ってやつですね。わっかが閉じて循環する感じだ。馬鹿なんですね。

コーエン兄弟(製作総指揮だけど)、バッド・サンタをみた。

最近なんだが、眠れないので、変な時間に見てしまった。「バーバー」好きとしては、ビリボブが動いてるだけでニマニマしてしまう。

デブのいじめられっこがsinusitisなので、ああ、子供はきちんと治療してあげなくちゃあと思ったことだ。ほんとか。人を動かすのは目力ってことだ。

だれかもコメントに書いてたが、サンタフェチ女(そんな奴いるのか)が飾り付けをするとき、ビリボブ、つい欲情してケツ触ったりファスナー下ろしたり、眉間に皺寄せて真剣に繰り返すところがいい。

サンタやクリスマスを茶化すというのは、米国人のメンタリティに合うんだろう、邦人としては冷静にみるぐらい。脚本がべたべたしていなかったところがよかった。無駄な説明ネームがない。怒りというのは個人の資質によるのかもしれない、いじめっ子に怒れない子供に業を煮やすわけだが、なんとなく怒れない感じも分かる気がする。少し時間がたってむかむかして来たりな。人生を気持ちよくすすめるのは、熱しやすい資質だがな。

ブラックユーモアってのはよくわからん。気になったのは本当に1週間糞がでないのかどうかぐらいである。


ははは、深夜に酔っ払って駄文を散らすと気持ちがいいぞう。


バガボンド読了、32巻までかな。
サントリーミュージアムの最後の漫画展も見に行った、そんなにいれこんじゃあいないけどt渡世の義理でやんす。
絵のうまい人で、桜玉吉じゃあないが、墨絵を気持ちよく書く。刀の柄の、さらっとしながらきゅっと締まった感じが、墨絵で和紙なんかにばばばっと書かれて、見ていて気持ちよかった。

漫画としてはぼかあ、精神がやんでいるのでこんな直球はどうだろう。。
もやしもんが面白かったのは脚本や細菌視点で食を語るという着眼点であって、絵の巧拙は二の次だ。クドウカンクロウにしろ、プロットにほれるのな。

マンガ一話を美術作品にしたのは面白かった。マンガでも大きな絵では、それなりのオーラがあるものだと分かった。でもストーリーはそんなに入り込めない。