基地外と内

40近くなって動きが鈍い、フリーの旅程を詰めていきながら進むのに爆発力が無くなっている。

沖縄の基地を見た事がなくて、先入観はあるが肌で感じる事ができるかと、外見に普天間を覗き、フェスタといわれる一般開放日に、キャンプシュワブに潜入、内から見た。
そして今日はレイプ事件が起きた北谷町のホテルで泊まっている。すぐ向かいに嘉手納基地があり、軍用機が夜も住宅地をかすめて飛ぶ。

素直な感想を言えば米国の占領が続いている気がする。彼方、此方は別世界でシーカヤックの間も会話を中断するf-15?の爆音がある。

辺野古の寂れた街で昼飯を食べようとしたが、店が存在しなかった。埋立て予定の大浦湾も実際降り立って見たが、くだらねえ海だった。塀の内側では、勝手に芝で整地された丘にボウリング場とシアターとプールと家族サービス用のフリークライミング、pizza hut, subway, burger kingが整備される。悔しいが沖縄の人の生活を支える雇用が基地の中には現存する。

美ら海水族館より読谷村のさんごの畑が良かった、地上に珊瑚礁を作って再生に努める善意の人、美しい営みを見た。
http://www.seaseed.com/sangobatake

それでも、辺野古への移設はある程度妥当だと感じた。住宅地に滑走路はダメだ、ていうか、その、勝手に我が物顔で作ったプチアメリカの地面の下に、琉球王国の遺跡はないと検証したのか?沖縄にある基地は、日本にある基地だ、チョコレート放り投げられたままの日本が沖縄本島にある、悲しい。

日本と沖縄の生活と両立させるのは、郊外への基地移設だと思う。直観だが、肌感覚としてはずれてないと思う。

明日は離島、社民党では無いが。

やんばるの森、民宿で囲炉裏を囲んでうまい飯を喰う、オカヤドカリが寄ってくる夜、若者の想いを眩しく見つめた。
乞食のようなオーナーは国や地方を変えるのは難しい。自分を変えるのが一番簡単、それが出来ないのに文句を言ってはいけないと言う。沖縄の人が基地問題を瑣末な事として語るの聞くのは清々しい、しかし、県外の人間が軽く、分かったように同調はできないのだろうなとも思った。

ガイドブックのリゾート写真からは軍用機の爆音は聞こえない。

http://www.hotespa.net/hotels/okinawa/?UI=011251&MA=000D562AE0A2&OS=http://www.microsoft.com