Androidと住所録、クラウドの個人的な意義

家のデスクトップが不安定であったのをようやく解消、ウイルスがあると恥ずかしいと思ったが、やはり違ったようだ。昔のNICを再利用しようと挿したら、ウィンドウズが気を利かせて変なデバイスドライバをいれた。そのまま数ヶ月放置(NICは使えず)、通常使用には問題なかったのだが、おそらく10月頃のwindows updateでネットワーク関連のファイルが変更、システムが齟齬を起こしたという結論であろう。
前回修理に出した時エラーの内容はネットワーク関連と指摘され、そのNICは抜いたのだが、デバイスドライバは取らなかった。1ヶ月もしないうちに動作が不安定となった。昨日、ケーブルを抜いて再起動すると通常稼働したのを見て確定診断に至った。最後はアナログが強い。
ウィンドウズのデバドラを削除し、realtekのデバドラを再インストールすると安定を取り戻した。やれやれ。ようやく仕事がすすむ。

ついでに、懸案の住所録(連絡先)、カレンダー(予定表)の一元管理を考える。

95年頃からパソコンで住所録を扱うようになった。1年後には、ワープロの年賀状住所録データをフロッピーでウィンドウズに移し、ファイルメーカで管理したと思う。エクセルを中間ファイルにしたか。ファイルメーカも作りこんで、年賀状ソフトなど使わなくともきれいな打ち出しとデータベース管理を成し得た。いまも、実家では生き残っているはずだ。

インターネットでメールのやり取りが増えると、ウィンドウズのアドレス帳とOEのアドレス帳、それとファイルメーカの一貫性が保てなくなってきた。マシンの買い替えや携帯メールの普及などでアドレス帳、住所録が複数になり、2000年ごろには一元管理を事実上あきらめた。

m1000を購入した頃からスマートフォンがメールと住所録の同期をPCと行うようになる。WindowsMobileとOutlookで住所録の同期をおこない、カレンダーの同期も行えるようになった。bluetoothで母艦と同期すると自分の机に近づくだけで勝手にデータが更新され、このころが一番データの整合性が取れていた。携帯の小さなボタンで住所の修正などするわけなく、PC上で行って同期というのがストレスなくできた。

その後、iphoneを中心としたスマートフォンブームが訪れるまで、病院支給のmovaを使うとか串本などネット過疎地に働くようになり、堅実年賀状ソフトがデータ管理ソフト(年に2回だけ)となった。一方gmailが生活の中心となり、outlookのデータとgmailを同期させ、予定表も管理するようにしたが、同期なのか上書きなのか、定期予定の繰り返しなのか単発なのか、adesやs21htのカレンダー情報が侵入し、住所録ならず、予定表データまで一貫性を失いつつあった。

さらに去年から第3のビールならぬ、第3のガジェットipadの登場でカレンダーがまた増える。仕事上のサイボウズも入れれば目もあてられない。

音楽データの時と同じ、データの重複や意図せぬ消去、混乱が襲ってきた。

社会は、情報端末が増えるに従って基本データの複製が混在する状況を、予見していたようだ。クラウドはビジネスマンが基幹システムを社外に取り出すだけのツールではなくて、個人の消費生活においても有用であり、デジタルデータを一元管理するには、情報端末を超越したメタ概念が必要、それが、雲だ!ということだった。

なんてことはない、gmailgoogleを信じることにする。いずれ、クラウド年賀状も一般化するだろう。住所録はfacebookがどの程度影響するかも気になるが、とりあえずgmailの連絡先で。

カレンダーは、オンラインは基本的にブラウザでgoogle calendar管理だが、オフラインをどうするか。ipadのさいすけというのを最初使おうとしたが、さらにさいすけのカレンダーが増えることに気づき速攻削除。基本データはなるべくハードの付属したツールを使うの原則。ipadカレンダーがgoogle calendarとexchangeサーバを使って同期出来ることがわかった。
2年ほど前windows mobileでやりかけたがうまくいかなかった手段だが、ipadでは非常に有効だった。

住所録はgmaiの連絡先(Contacts)が、同じくexchange経由でipadの連絡先と同期した。連絡先は表示項目が統一されていない。メモで逃げれるかと思ったら文字化けする、本当にアングロサクソンは2バイト文字文化をばかにする。

そこで、Androidの卓見がじわりじわりと滲みてくる。

s31htを設定したとき、母艦のPCと同期というのがなかった。ありがたい。クラウドベース。gmailはともかく、連絡先もカレンダーもそもそもクラウドだった。

ipad上で大学の友だちとか、フリガナの修正などをすると、google上で変更されるのにくわえて、携帯でもリアルタイムに変更が反映された。また、Starred in Androidグループに入れると、すぐ呼び出せるようにアイコンが作られている。ありがたやありがたや。

久しぶりにデータを一元管理する気になってきた。年賀状データをgmail連絡先に最小限の項目でインポートすればいけそうな感じ。