”マグニチュード8クラスの東海・東南海・南海地震を想定した地震予知は、方法論に欠陥”、これが、地震学の教授が言いたい事。自分の仕事の否定ではないだろう。
地震予知は「不可能」、国民は想定外の準備を=東大教授
http://
論文;
http://
英語嫌いなので、原文を見に行くなんて仕事以外ないですが、日本の新聞をあまり信用しないので抜粋。
Summaryとして、冒頭、以下の3点を上げている。
1.The Japanese government should admit to the public that earthquakes cannot be reliably predicted.
日本政府は国民に対し、地震は、”信頼に足るような”予知ができないと、認めるべきだ。
2.Use of the misleading term 'Tokai earthquake' should cease.
誤解を与える、”東海地震”という用語は使用中止すべきだ。
3.The 1978 Large-Scale Earthquake Countermeasures Act should be repealed.
1978発令の大規模地震対策特別措置法は無効にすべきだ。
と、書いている。決して地震予知が不可能とは書いていない。地震研究の否定ではなくて、大規模地震の予知法の否定と、地震”行政”の再検討を促している事がわかる。
NHKアーカイブス、MEGAQUAKEシリーズが良いとホリエモンが言うので、コツコツ見ていた。
http://
そのなかで、マグニチュード4クラスの震央位置をほぼ完全に予知した話が出てくる。エネルギーの小さな地震はかなり予知精度が高まっているらしい。知らなかった。アスペリティの話も良くわかる。東北が圧倒的地震発生頻度が高く、東北大学の地震研究は先進的だ。
http://
かつて、家族で話すとき私は、地震予知など科学ではなく費用対効果が低いと言い続けてきた。しかし、今回の被害の甚大をみると、科学者として立ち向かう姿勢を簡単に否定できなくなった。阪神大震災の後、湧水の近傍に小さな地震計が数多く設置されるようになったという。地下のプレートや活断層の歪、移動距離などが、衛星から可視化できればイメージがわきやすいが、メインは地震系の振動波形である。これは地味だ。
ゲラー先生の指摘がすばらしいのは、このタイミングにnatureという事と、「死者が10人以上でた地震」というくくりを作ったこと、そして日本の官僚制度の硬直が事態を悪化させると明文化したことであろう。
ちなみに、想定外は、unforeseeable
東海地震という言葉を使う弊害は、その他の地域で巨大地震が起こらないような誤解を産むからと言われているようだが、、、この解釈でいいのかなーーーーーーーーーーーーーーーー
先に家に帰ろう。。