今週は久しぶりに暇だった。

内省的になるのがいいかどうかはわからない、特に40代の人間にとって。でもafter 5を体を動かしてというのは、まだまだ、到達できるような心持ちでもない。
大学院の授業、初めて出席のハンコ押す。
変なの、病理の村垣教授に、ああ、先生、今年から大学院ですかと問われ、いえ、去年からですという会話もどうなんだろ。
普通に患者の病理所見で仕事を依頼しているのに、学徒として授業をきく、変なの。
でも、若手と言われるのは卒後10年と、若手の後の人生も恐ろしく長いと、研究者心得のような話、自分は歳をとって医者になった身なので、端から若手かどうかは疑問だが、若手という逃げ道がなくなってきたのは現実だ。10年の臨床医経験と、40の男としての人生を照らしてどう生きていくのか、悩む。
じたばたしなくなったら、金儲けをして、後進を育ててなのかもしれないが、自分の人生が完結していない、そんなのは97で死んだ祖父も完結していなかったろうが、もし、そうなら、かっこ悪くじたばたするしかない。
村垣教授は一日一本の論文を読むようにといった。
私に残された時間はあと、2年と半年。7月は学会発表が1回しかなく、時間がある。日々の仕事と関係なく自分の研究のためになんとか論文を読み進むように。
きっとこれが、七夕の自分への願いだ。