たぶん問題はウイルスと細菌を同時に検査しないから

もう、いい加減誰か、スザンヌ
ゆめぴりかは米だと教えてやってくれないか、
うるさくてかなわん。

細菌が発見されて400年
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%9F%E6%AD%A3%E7%B4%B0%E8%8F%8C
ウイルスが結晶化されて100年弱
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9

細菌治療はどんどん進んだが、ウイルスは病院レベルで分離すらできない。感受性も測定できない、急性中耳炎が細菌性だというのは間違い無いと思うが、ウイルス性だという人も少なからずいる。侵襲性感染症でなければ、抗菌薬投与が不要だという説を主張する。
たとえ局所感染であっても患者のQOLが低下し、治療によって改善が期待できるなら治療対象と考える。ただし過剰な投与に陥るドグマを断つ必要は、ある。

ウイルス性を疑う、鼓膜水泡形成などは、切開し内容液をPCRにかければいいはずだ。細菌の網羅解析のような、ウイルスの網羅解析を行う、universalな配列があれば、上気道感染に重み付けができる。

一時的な感染なのか?(成長に必要な免疫賦活に利する)

成長後の不可逆的な変化をもたらすものなのか?(乳突蜂巣含気不良、慢性中耳炎母地)

続発する侵襲性感染の前駆症状なのか?(IPD, Hib髄膜炎)

そして、

本当に病原体なのか?である。
ウイルス検査の充実が上気道感染の捉え方を徐々に変化させ、常在菌を健全化する小児期の投薬指針が決まるはず。

当直でRS迅速陽性があった。
インフルエンザウイルスと同じくクロマトグラフィーでの抗原吸着で判定。
感染と保菌(保ウイルス?)を分けるのは、病原体量という事になっているが、本当は粘膜浸潤と白血球貪食や補体活性化など宿主の炎症反応の成立だ。そのRSウイルスが病原体かどうかは、"細菌培養陽性≠病原体"と同じこと。

動物実験等で浸潤と炎症成立はどの程度の病原体量で成立するかを見極め、検査の感度や特異度が形作られる。病原体が検出可能域の生体量になれば、感染成立、伝染の危険性があるということだが、臨床医は常に感染成立の有無と、患者の不利益改善を短期、長期で考える視点を失わぬことだ。

えらそうだなー。

さて、

ノロウイルス検出状況 2012/13シーズン(2012年11月8日現在報告数)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-noro.html

盛り上がってきてる。とりあえず、ケツをふくときゃ、袖まくれ!で。