新シルクロード、クルド人

希望の門を超えたがる、アメリカ軍のジェット燃料を積んだクルド人のトラック。フセインの失脚でようやく耳にするようになったクルドという民族だが、トルコ、イラク、イランなどにまたがって生活する”祖国のない民”で、minorityとして抑圧された生活を余儀なくされている。アメリカがイラク北方にクルド人自治区を勝手に作ってしまった結果、トルコ人とPKKというクルドゲリラが国境地帯で対立を激化させてしまった。多民族国家民族主義を持ち込むのは単純すぎる結論なのかもしれない。武器の下におなじみの悲劇があって、戦いをやめるもの、恨みから戦いに加わろうとするものが新陳代謝されていく。
貧困がその元凶であることは間違いない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%89%E4%BA%BA
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しかし、欧州連合 (EU) 加盟を念願するトルコに対して、EU側がクルド人の人権問題を批判して難色を示したことより、トルコが軟化してトルコ国内のクルド人の扱いはやや好転しつつある。
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結局、新たな国境線を作るより、文化、職業選択の自由を共有し、共存することで、経済格差をなくすのが紛争解決の道ということになるのか。。いずれにせよ、日本は贅肉が多すぎる。