南方熊楠記念館

熱帯林を思わせる山道を登って高台へ上る。昭和の香り強い研究室という感じ。
結局粘菌の顕微鏡が面白いのだが、原形質流動が露草の200倍で50-60秒に一度、方向が逆転するらしい。。。。気になる。
顕彰館もそうだが、子実体の展示が多いのに、変形体の原形質流動を見せたところが面白い。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%89%E5%BD%A2%E4%BD%93
細胞分裂を伴わない核分裂と細胞の成長を繰り返し、無数の核を持つ多核体の、大型のアメーバ状生物に成長する。これを変形体と呼ぶ」
むう。細胞膜らしきものもないなと思ってきたが、単細胞多核体ということか。。

粘菌は正式には変形菌と言う。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%89%E5%BD%A2%E8%8F%8C
細胞性粘菌は単核体であるところが違う。
「変形菌類のいわゆる変形体が、核分裂を繰り返しながら、細胞質は分かれない、いわゆる多核体であるのに対して、この仲間は、その生活環を通して細胞の構造を失わない。単細胞のアメーバとして増殖し、それが集まって、一時的に外見的には変形体のような構造をとる。しかし、この場合にも細胞が集まっただけで融合することはなく、また、移動して子実体に変化するまでの一時的な構造にとどまる。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%B0%E8%83%9E%E6%80%A7%E7%B2%98%E8%8F%8C
風の谷のナウシカに出てくる粘菌は細胞性粘菌がモデルだな。語法を間違えているようだ。

帰りに牟婁の温湯に入った。一人で湯煙に包まれると、ガラス越しに街灯がぼやけて、彼方此方の境が消えるようで、ストレスと言う奴がきえた気がする。
http://www.nanki-shirahama.com/spa/index.html