電子カルテセキュリティ設定の改定が一番いいかな

薬間違わないなんて奴はいない。
間違うことを前提に、診察室の処方箋を看護師がチェックし、院内薬局のダブルチェック、院外薬局のトリプルチェックになっている。

そもそも、医師処方箋に商品名を使ってるからジェネリックの薬品名混乱を来たすし、力価の計算がさらに話をややこしくする。医者は体重換算の力価で処方したいのに、患者の受付の段階でカルテ体重表記を義務付けていない!
電子カルテという名の計算機で入力する割には、入力補助機能がまるで充実しない。5歳の子供で中耳炎、体重が18キロなら、病名をいれた時点で第一選択の投薬を正確な体重換算で表示させるべき。候補を出してから、医師が処方をアレンジするのが効率的だ。

抗がん剤などのみ、体重換算の特殊な登録ツールを用意していることが多いが、いまはどんな薬も体重をベースに、必要であれば腎機能も考慮して計算している。
1日で100人見る人間の身になってから、ヒヤリハットの話を。

また用法の表示も、DI通りの用法が画面下の方にあって、スクロールやクリックを何度もしないといけないとか、無駄が多すぎる。秒単位で判断を繰り返しているのに、一生懸命治療をする医者がミスが増えて損をするような構造は頭悪ぎるだろう。入力時間が減って正確性がますのは、医療スタッフ、患者双方に利益がある。

医師の能力に頼ったミス回避構造にしてるのが問題だ。
現場の医者は電子カルテをどんどんカスタマイズしたいのに、くだらないセキュリティ設定がミス減少を阻んでいると思う。

■医療現場の「ヒヤリ」、全国で昨年56万件
(読売新聞 - 08月30日 19:07)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1725063&media_id=20