鶴の湯とさ

みなべICから15分。 http://www.tsurunoyu.co.jp/ 露天風呂につかりながら、紀伊半島の地質と泉質に相関に思いをはせた。 火山岩の地層の差から、透明な泉質と、黄褐色の泉質があるのではないか。白浜、椿、勝浦と透明だし、和歌山市の本町、花山といったところは黄褐色というより茶褐色といったところだ。 いろいろ、いろっち。 和歌山県を地質的に紀北(三波川帯),紀中(秩父帯),紀南西(四万十帯),紀南東(中新世火成岩,熊野層群)の4地域に分 け,県内の温泉水359試料の分析に基づいて報告した。1)紀北はナトリウム-塩化物系が42%と他の地域(20.5-30.4%)より多か った。2)紀中は,温泉法による温泉が他の地域と比較して多かった。3)紀南西は,ナトリウム-炭酸水素塩系が44%と他の地域 (1.4-28.6%)より多かった。4)紀南東は,他の地域にはない単純鉄硫黄泉が33%を占めていた。また,単純温泉は27%と他の地 域に比較して多かった。 和文標題:和歌山県の温泉 英文標題:Hot Springs in Wakayama Prefecture, Japan. 著者名:中村雅胤 (和歌山県衛生公害研セ) 資料名:温泉科学 JST資料番号:F0950A ISSN:0030-2821 CODEN:ONKAA 巻号ページ(発行年月日):Vol.51, No.3, Page.89-97 (2001.12.30) 写図表参:写図12, 表1, 参2