Tetra 5 in 1水質チェック
120cm
NO3 10mg/l
NO2 0mg/l -> 減少
窒素化合物のうち、アンモニアや亜硝酸は魚に対する毒性があるので、バクテリアによって酸化してもらい、硝酸イオンにする必要がある。
NH4+ → NO2- → NO3- の変化を酸化といい、逆の反応を還元。
水槽内でまず発生するのが有機体窒素、これが分解されてアンモニア性窒素となり、バクテリア(Nitrosomonas)により亜硝酸イオンに酸化され、硝化細菌( Nitrobacter)によって硝酸イオンに酸化される。
これらの細菌は自分の細胞を構成する炭素源として二酸化炭素(CO2)を使い、窒素化合物の酸化エネルギーを利用して生きている。
大腸菌や枯草菌は硝酸イオンをアンモニアに還元する。また、Pseudomonas denitrificans, Denitrobacillusなどの細菌は硝酸をアンモニアにではなく、窒素ガスに還元する。これらの細菌にかかると、窒素は完全に無害な窒素ガスとして大気中に戻る。これを脱窒という。
硝酸イオンの適正濃度は?
水道水の水質基準では硝酸、亜硝酸窒素の合計は10ppm以下
天然水の硝酸イオン濃度は、雨水で0.2-0.4ppm、河川上流の綺麗な水で1ppm以下 → 淡水なら目標値。
尚、淡水藻類の増殖に必要な窒素、リン濃度はそれぞれ0.2ppm、0.02ppm程度で、植物を育てようとする限り、藻類の増殖を防止することは不可能。
水草によって硝酸イオンが吸収され、不足した硝酸イオンを換水によって補給する。これが理想的な水槽のイメージ。
GH >16d
全硬度あるいは総硬度。水の中に溶けているカルシウム、マグネシウムの総量。
KH 6d -> 減少
炭酸塩硬度。対イオンとしてHCO3-を持ったCa、Mg分を炭酸塩硬度(KH)といい、それ以外の対イオン(硫酸イオン、塩素イオンなど)を持ったCa、Mg分を非炭酸塩硬度という。
GH=炭酸塩硬度+非炭酸塩硬度あってGH<KHとなることはない。
∴カルシウム、マグネシウム濃度は高く、ほとんどが、硫酸や塩酸塩などの炭酸塩以外でしめられている。
pH 8.0
90cm
30cm