頭上に星があったほうがいいってことだ



荒川の土手とされた野草の緑は、ティムバートンのチョコレート工場の下草の緑だよう。
美しくない海と、川と、人の町なのに、ある人の頭上には決して見えない天の川が流れ、不幸な女性の美しい最後を、みすぼらしくはさせないのだ。
ストーリーはアメリカ小説のようなどんでん返し系。ともすればVシネになるのに、質を保って、質ってなんだろう、でも緊張感も失わずに最後まで引き込んでくれた。こんな作家が日本にいただけでもファンはうれしい。近年見た邦画の中で一番の作品だった。

ぜんぜん新作でもなんでもないのだが、「嫌われ松子の一生」でした。

友達ってなんだろうかとか、自分が、何もなかったときの感覚を、年収がいくつになろうが絶対失いたくないという意地とあいまって、それぞれの音楽家もすばらしかったし、ボニーピンクファンとしても溜飲を下げたこの作品に感謝である。

ファンタジーというと竹取物語ぐらいしかない、この国で、動画コンテンツとしてもハリウッドに対抗できるというか、中国映画のような感覚のこの監督に驚嘆をおぼえた、ビールで少しよっちゃ、いるのだがね。


頭を冷静に戻す。


今日の食卓はウメロの刺身、
http://www.zukan-bouz.com/fuedai/aodai/umeiro.html
ウメロは”梅色”の紀南のなまり、背側が美しい鶯色だ。先日のダイビングで海で見たタカベと似ているが違う種らしい。
http://www.zukan-bouz.com/fuedai/aodai/umeiro.html
http://www.zukan-bouz.com/suzuki3/sonota/takabe.html

海の中と魚屋の店頭で体色が変わるのも面白い。

白浜空港でセスナで遊覧飛行をした、ふらふらしちゃったよぅ。
1枚目は、いつも遊んでいる円月島付近を俯瞰、2枚目は白良浜、こうみると南国だな。