上り坂

絶壁のように見えた坂を立ち漕ぎで進んでいった兄弟はどこへ行ったのだろう、峠の頂上らしきところで民家に何度となく迷い込む、敷地内で、行き先を訪ね、好意で何故かビニール紐の撚り方を教わるも、あまりに非効率的な作業に徐々に人がいなくなり、焦燥感が更に高じたところで目が覚めた。

下駄を散々履かしてもらって文句の言える筋ではない。作るしかなかろう。

サラサラしたいい酒だと思ったら酒造メーカの人が患者だったりする。生きがいややりがいを求めるべきだ。白い針金は神道に合う。

それにしても、謎の迷い路だった。いつも、いつか見た夢の延長のような気がする、夢を見た時に初めてその前の夢の存在を思い出す。

大きな川の曲がり角、淡水魚とは思えない大きな魚が複数泳いでいた。

町中をなだらかに流れる、コンクリートブロックで砂防処置を施された川、何か大きな建物の裏手、高石運河のような。

数メートルの用水路に色とりどりの小さなcoral fishが掬える秘密のポイントなど。

先日読んだ、意識と無意識の位置関係を彷彿とさせる。表層に出ない記憶の連続として無意識は存在し、ときに現れては消えていくのかもしれない。

みっともなくないように生きていくしかないのか、欲望を肯定するのは人の行動の源泉だからかもしれない。

スチームパンクは、真鍮の黄色かも知れないし、湯気と煙のコントラストかも知れないが、圧力を生む鍾乳石の雫という世界観は分かるような分からんような。禍々しい巨大エネルギーを手にしかけたときに暴走する人の狂気は物語にはうってつけなのにAKIRAのように歯車が合わなかった。コンピュータが支配する前のニュートン力学の世界では、金属が力を有機的に伝えてシステムが動く、そういう動きはアニメに合うということなのかもしれない。

 

多細菌性発症というのは、自分の中で確信があるのだろうか。

 

宿主の免疫をかいくぐって病原菌が増殖するまでには、単一の細菌の病原因子だけで語るには話が複雑すぎないかということと、無菌の場所の感染成立と、菌叢の中から単独の病原菌が優勢菌となる機序の問題だ。

 

増水で汽水域まで流された、ホテイアオイのような不気味な漂流物を水槽に入れてみる。外部フィルターがことごく潰れていく。