熱をだす

インフルエンザにかかってしまったようだ。
昨日の夜はなかなか辛かったが、やはり24時間ぐらいで解熱し今はちょっとぐらぐらするぐらい。(抗ウイルス薬投与後解熱期間の平均は26時間だそう)

細菌ならともかく、ウイルスはわからないことも多い。。

感染研のサイトを毎年みるけど確信にいたってないような。
http://idsc.nih.go.jp/iasr/influ.html

「2011年第36週~2012年第3週の累積では、AH1pdm09が4都府県から4件、AH3亜型が39都道府県から669件、B型は山形系統株が8都道府県から25件、ビクトリア系統株が7都府県から17件、系統不明株が6県から22件報告されている(図2)。」

いまはAH3ばっかり。きっとこれだ。ワクチンにも当然AH3は含まれているが、その下のクレードに当たり外れがあるということかな。

去年の流行とワクチン
http://idsc.nih.go.jp/iasr/32/374/fr3741.html
「2010年9月~2011年1月のインフルエンザの活動性:インフルエンザの活動性はこの期間中に、アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニアから報告された。パンデミックインフルエンザA(H1N1)2009 ウイルス[以下、A(H1N1)pdm09]は、アジア、ヨーロッパで優勢であったのに対し、A(H3N2) 亜型ウイルス[以下、A(H3N2) ]はアメリカ大陸で優勢であった。B型ウイルス(以下、B型)は北半球の多くの国で報告されており、数カ国では優勢な型となっている。以前の季節性A(H1N1) 亜型ウイルス[以下、季節性A(H1N1)]は、ごく少数の国から散発的に報告されているのみである。」

新型がでて、以前のAH1N1は駆逐されたらしい。

「A(H3N2) :ほとんどのウイルスは、抗原性がワクチン株A/Perth/16/2009 に非常に類似していた。」

パース!去年はAH3はほとんどパースやったらしい。とするとこの株がワクチンに含まれてるはずやけど。

WHO推奨のワクチン株組み合わせは、

「2011/12北半球インフルエンザシーズンに推奨されるワクチン株:
 A/California/7/2009 (H1N1)類似株
 A/Perth/16/2009 (H3N2)類似株
 B/Brisbane/60/2008類似株」

となっていた。おかしいなあ。今年のAH3はパースじゃないのかな?

兵庫の小流行の報告が今シーズンの最初。
http://idsc.nih.go.jp/iasr/rapid/pr3824.html
曰く
「分離されたウイルス株は

 抗A/Victoria/210/2009 (H3N2)血清 (ホモ価1,280) に対してはHI価160の反応性を示し、

抗A/California/07/2009 (H1N1)pdm09血清(同640)、抗B/Brisbane/60/2008 (Victoria系統)血清(同1,280)、抗B/Bangladesh/3333/2007血清(山形系統)(同1,280)に対してはHI価10倍未満であった。」

パースじゃなくて、ヴィクトリアだった。はずれとるやないの。

横浜でも三重でも同じ!

「今シーズン(2011/12)県内初発事例(2011年10月下旬)から分離されたAH3亜型インフルエンザウイルス株は、K158N、N189K、T212Aを持つVictoria/208クレードに分類された。」

そうか、こうやって調べればワクチンの当たり外れがわかるのか。シーズン初めの小流行で外れてる場合はちゃんとマスメディアで公表してほしい。