うひゃあ、大増員

スキャンダル以外でニュースになるとは。キャンパスのキャパシティは80人ぐらいなら大丈夫かな、実験室の机と解剖献体でしょうな、問題は。各医局は大喜びといいたいけど、和歌山出身の医者を増やさないと、阪大や京大の併願が20名増えても卒後は大阪へ戻るだけなのだ。

医学部の受験資格を増やすより、厚生労働省は現行の研修制度が改悪だと素直に認めて、地方の勤務医を確保できる制度へ戻すべきだ。従前の定員で地方の医療はまかなえていたのだから。マスコミのあおりなんて浅はかな熱情に過ぎない、本当に必要な改正をすべき。
国民皆保険の日本と、有料医療が前提のアメリカを同じ土壌で語るのが間違いなのは自明である。あらゆる一次救急をみれる医師を確保したいなら、医局でねているおっさん医師にローテンションの義務をかければいいのだ、師匠は同じ医局の隣の席にいっぱいいるのだから。しかし、そのような生涯研修制度がない現状で、専門外の救急をことわる医療施設を攻撃できる資格なんて誰にもない。

簡単な手術でも1ヶ月もしなければ自信がなくなる。一人で全責任を負わねばならない医師の重圧を考慮し、専門医とは別に科を超えた、研修制度、資格制度の確立が大事なのだと思うが。

医学部の入学定員さらに増員
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